看護師兼ライターの白石弓夏(しらいしゆみか@yumika_shi)です。
今日、やらかしてしまったな…と思ったことがあったので、気持ちを整理させたいと思います。
(実は先月もちょっと似たことがあった)
タイトル通り「忙しくて…」という言葉を仕事で使ってしまいました…。
ううっ……私としたことが( ;∀;)
みなさんは「忙しくてできなかった」などと、「忙しい」を理由にしたことはないですか?
昔、後輩指導をしていたときに、
「忙しいは理由にならないんだよ。ちゃんと理由を考えようとしないで"忙しい"って言葉を簡単に使っちゃダメだよ」
と言ったことが何度かあります。
「忙しかったから」
「慌てていたから」
インシデント(仕事上のミスとか)を振り返るときに、環境要因のところで、必ずといっていいほど出てくる文言です。
一緒に看護師として働いているので、忙しいということは重々承知です。
でも、「忙しかったから仕方ないよね」では済まされないことが多いのが医療現場であり、それは会社でも変わらないのではないでしょうか?
忙しいという言葉は便利です。
シンプルに状況が分かりやすいので、同情されやすい言葉でもあります。
でも、忙しくなる要因はなにがあったのか?
忙しくなったときにどう対処すれば、インシデントは回避できたのか?
ましてや、患者さん側からすると、「忙しかったのでインシデントが起こりました」では、誰も納得しないですよね?
などなど、本来考えなければいけないことはいっぱいあるはずです。
ただ、完全に今日。
偉そうに私が後輩に語っていた「忙しいは理由にならない」ブーメランが返ってきて、めっちゃボディブローくらいました。
まぁ、一応言い訳ではなく(笑)
簡単にどんな状況だったかというのを説明すると…
4月あたりからライター関連の細かな仕事が増え、ちょっとバタついていました。
(はい、さっそく忙しいを使っていますが、その原因とは?笑)
というのも、思った以上にイレギュラーな仕事が多いんだなって知ったことと、先月は特に新しく決まった仕事のスケジュールが短めであったことなど、いくつか”忙しかった“要因はあります。
そして、看護師として現場で働きながらなので、ちょっとオーバーワークだったのかな…
今思うと、いつもの感覚で一人でなんでもやってしまう癖が出ていたなと思います。
そんななか、クライアントさん側の事情でスケジュールがかなりタイトだったこともあり、あまり推敲する時間がなく納品になったものがありました。
それを、クライアントさんに赤を入れられて(修正コメント)返ってきたわけですが、なんとなく自分本位な書き方をしていたと感じたんです。
別に赤入れのコメントにそう書いてあった訳ではありません。
「これはこういう意味合いであっていますか?」
「この部分補足してください」
とあって、要はちょっと雑になっていたんです。
今日もまさしく、忙しくて推敲する時間がなかった、でも納品しなくちゃいけなくて、もやもやしながら送ってしまった…|д゚)
看護師の仕事をしていた時もそういうことはたまにありました。
本当は患者さんにこのケアと指導をやりたかったけど、緊急の検査が入って、入院が入ってできなかった…。
最悪の場合には、普段行なっている確認動作が抜けてインシデントになるということも、看護師なら一度くらいは経験したことがあると思います。
さらに一昨日、旦那とケンカしたときも。
普段遅い旦那が、早く帰ってきて「ご飯まだ?」と催促されたことと、緊急の仕事が入ってそれどころじゃなかったので、「忙しかった」と私が勝手にキレたことがありました。
実際、こうしたことってよくあることだし、みなさんも使う言葉だと思います。
ただ、「忙しいから~できなかった」が理由にならないというのは、相手にとっても自分にとってもそうだということです。
相手にとっては…
忙しいって何!?
具体的にどういう状況だったの?
なにが忙しくて、できない原因はなんなの?
はい、何も解決になりません。
自分にとっても…
忙しいの一言で片づけてしまえば、たぶんその後振り返ることはしません。
また同じことを繰り返してイライラして、悪循環に陥ってしまうだけです。
私はそうなりたくはないし、日ごろからできなかったことから、ちゃんと大事なものを拾っていきたい…。
忙しいことで隠してしまった部分には、なにか大事なものがあるはずです。
それは、仕事上の義務であるかもしれないし、やりがいや思いやり…
きっと自分にも相手にも必要なものです。
今回のライターの記事のことでいえば、本当に伝えたかったことが伝わらない…。
今まで築いてきた信頼関係を崩しかねない…。
私を含め看護師だけではなく、仕事って忙しいがデフォ(当たり前)のようではありますが、”忙しい”って環境ばかりのせいじゃないですよね。
ぶっちゃけ、仕事に対する姿勢や能力等でどうにでもできる部分が大きい…
「忙しいから~」を口癖にしない、忙しい言葉の裏になにか大事なものは隠れていないか?と、習慣作りから見直しが必要かもしれません。
あとは、もし私のようにポロリと使ってしまっても、あとでちゃんと振り返ればいいですよね、にんげんだもの。
まずはちゃんとタスク管理見直せよって話です…(笑)↓